月曜日の大雨で、調査区が水没してしまいました。
水中ポンプでの排水が終わった後は、柄杓やスポンジを使って水を取り、遺構の中をきれいにします。
横板を使って組んだ井戸跡の、井戸枠をはずした状況です。
縦板を並べて組んだ井戸跡の中から、井戸枠の補強に使ったと考えられる木材が出土しました。しっかりとほぞを作って組んでいます。
先週お伝えした貯蔵穴とは違う遺構の断面です。土の堆積から埋められた可能性があります。
墨書された土器が出てきました。解読が難しい文字です。
木組状の遺構をギプスとウレタンで固定し、取り上げを行いました。なお、取り上げには東北芸術工科大学に協力してもらいました。
調査区を東西に切った断面を撮影しました。赤線から上の部分は、炭や遺物が多く出土する層です。黄色い線は、平安時代よりも新しい時期の溝跡です。
調査区西側の溝の残り部分から、土器がまとまって出ています。
3人一組で火起こしに挑戦。高学年の子はさすがに上手です。
高学年の子が低学年の子の面倒を見ながら勾玉作り。
縄文服を着て記念撮影。
A2区の全景です。道路の左側が土塁です。
地山を削りだした平場や溝などが見つかりました。
21日に調査説明会を開催しました。
出土した遺物の説明に、地元の小学生(寒河江市立醍醐小学校5・6年生)も熱心に耳を傾けてくれました。
時折雨の降るあいにくの天気でしたが、約140人の方に参加していただきました。ありがとうございました。
16日現地説明会を行いました。寒い中ながらもたくさんの質問が飛び交いました。天王遺跡は19日をもって調査を終了しました
D区の溝跡や柱穴の掘り下げが完了しました。
近世のものと思われる溝跡が確認されています。
先週に続いて、西側で検出された溝跡(SD205)の掘り下げを行いました。溝跡は西側で北へ曲がって伸びています。
底面の砂層から漆器が出土しました。漆がはがれないようにまわりの土を慎重に取り除いていきます。
漆器のまわりの土を取り除いた状態です。直径9cmの皿で底に台があり、内外面に黒い漆が塗られています。
4区中央部に位置する竪穴式建物跡(ST253)です。長軸5.5m短軸3.5mで、底面からは2つの柱跡、その間からは焼土のまとまりが確認されました。
下屋敷遺跡では、今週から南側に位置する調査区の表土除去に入りました。
10月14日に調査説明会を開催しました。約70名の方がご参加くださいました。
出土した遺物も展示しました。昨年度出土した分はすでに復元しているので、全体の形が分かりやすくなっていると思います。
解体した井戸枠です。組み合わせるためのほぞがあります。各段の高さが違っており、非常に複雑な組み方をしていたようです。強度を保つためでしょうか。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research