川前2遺跡発掘調査説明会

川前2遺跡の調査説明会を開催します。
ぜひご参加下さい。

日時 平成19年10月9日(火) 午後2時~
場所 集合場所・駐車場 埋蔵文化財センター現地事務所
(駐車については、駐車場担当者が誘導いたします)
説明会場:山形市大字中野目字赤坂(川前2遺跡)
成果
川前2遺跡は、古墳時代と奈良平安時代の集落跡です。今回の第3次調査では、古墳時代前期の竪穴住居跡や遺物包含層(土器集中区)、奈良・平安時代の竪穴住居跡や河川跡などが見つかり、古墳時代の土師器(壺・甕・器台・高坏)などが多数出土しました。特に古墳時代前期(4世紀代)のムラの様子が明らかとなり、儀礼などに関わったと思われる掘り込みを持たない土器の出土状況が随所で認められました。

備考
遺跡周辺は、工事用車両が多く通行し、危険ですので、説明会の集合場所・駐車場は埋蔵文化財センター現地事務所とさせていただきます。

川前2遺跡現地事務所 担当 小林圭一 ℡090-8424-1153

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集合場所

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かかし祭りに出品しました

山形県上山市では毎年「全国かかし祭り」が開かれています。
当センターを多くの方に知ってもらうため、センター有志で初めて、かかしを出品しました。
舟形町西の前遺跡から出土した土偶をモデルにしています。なんと、日本かかし研究会長賞をいただきました。
かかし祭りは9月15日(土)から9月24日(月)まで、上山市民公園(上山市役所東側)で開催中です。
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上の寺遺跡発掘調査説明会

上の寺遺跡の調査説明会を開催します。
ぜひご参加下さい。

日時 平成19年10月21日(日) 午後2時~
場所 集合場所・駐車場 寒河江市慈恩寺駐車場
説明会場 寒河江市大字慈恩寺字上の寺(上の寺遺跡)
成果
上の寺遺跡は、慈恩寺に関連する中世の寺院跡です。
今回の調査では、調査区周辺の段々畑状の地形に展開する、柱穴や土坑などの遺構が数多く見つかりました。また、中国産の青磁・青白磁、瀬戸美濃産の陶器、鍛冶に関連した遺物など鎌倉時代から室町時代頃の遺物が出土しています。
今回の調査によって中世の慈恩寺を検討するうえで貴重な資料を得ることができました。

説明会場・駐車場1(慈恩寺 東側)

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駐車場2(慈恩寺 下の駐車場)

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上の寺遺跡(9月3日~9月7日)

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先週のトレンチの横にさらにトレンチを入れ、溝が続いていることを確認しました。
溝は地山を含んだ土で人為的に埋められていました。

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土塁脇の4本のトレンチいずれからも溝の跡が見つかりました。
溝は現在の地形の段差に沿って掘られているようです。

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大きな不定形の遺構を掘り下げると、こぶし大の石がたくさん出てきました。
焼けた土や炭も見つかっています。

寒河江中央地区農免農道整備事業の概要はこちらからどうぞ。


川前2遺跡第3次(9月3日~9月7日)

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16-17グリッド集中地点の土器を取り上げています。一つ一つ壊さないように記録を取りながら、土を剥がしていきます。

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最後に土器が埋まっていた状態の断面を記録しています。

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台風9号が通過した前日(9月6日)、遺跡の北東にはきれいな虹がかかっていました


堤屋敷遺跡第2次(9月3日~9月7日)

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今週から山側に位置する4区の調査に入りました。調査区内に点在している切株の間を縫うようにして面整理を行いました。

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山側から雨水の流れこむのを防ぐため、排水溝を設定しました。今週は台風が接近するため、ブルシートも飛ばされないよう土嚢袋でしっかり補強して台風対策を行いました。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research