行司免遺跡第4次(7月23日~7月27日)

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炭や遺物が集中した箇所を下げたところ、丸い穴が出てきました。楕円形の石や土器が見られます。このような穴は、もう一箇所あります。

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1枚目とは別の炭が集中する穴のアップです。この遺構の上は炭混じりの黒土であって、木の形が分かるほどの大きさではありませんでした。

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この小さな穴もまた先の写真と同様の地区から検出されました。この種の丸い穴は何箇所も出ており、たいてい土器のかけらが混じっています。


第1回共催企画展示 開催中

東北芸術工科大学文化財保存修復研究センターと当センター共催で企画展示を実施しております。

1. 期日 平成19年8月1日(火)~8月10日(金) 10:00~17:00

2. 場所 東北芸術工科大学保存修復研究センター 4階展示室 入場無料

3. 内容 ・埋蔵文化財センターの仕事 (発掘作業・整理作業)

・古代食器の移り変わり

・山形県内出土古代瓦の研究

・木製品の保存処理

4. ギャラリートーク 「遺跡を掘ること、遺すこと」

日時 8月5日(日) 13:30~15:00

場所 東北芸術工科大学保存修復研究センター 4階展示室

解説 東北芸術工科大学保存修復研究センター 北野博司准教授

(財)山形県埋蔵文化財センター      伊藤邦弘専門調査研究員

〃             渡辺淑恵

より大きな地図で 東北芸術工科大学文化財修復センター を表示


上の寺遺跡(7月17日~7月20日)


D区の下段の平場の遺構がほぼ掘り上がりました。柱穴と考えられる遺構が多く見つかっています。

慈恩寺の北東にある箕輪という集落に続く道です。「箕輪道(みのわみち)」と呼ばれています。
調査事務所から調査区まではこの道を数分かけて歩いていきます。
今回の調査原因となった農道は、この箕輪道にほぼ沿った形で建設されます。


矢馳A遺跡第4次(7月17日~7月20日)

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先週の続きで川の跡(SG772)を掘っています。この川の跡の下には、別の時代に流れていたと考えられる、さらに大きな川の跡が検出されています。土の変化に注意しながら慎重に掘り下げています。

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川の跡(SG772)からは須恵器が数点出土しています。この須恵器の破片には、墨で「中」という字が書かれていました。

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川の跡(SG772)を完掘しました。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research