興屋川原遺跡第4次(7月17日~7月20日)

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A区は低湿地であるため、木製品の保存状態が良いようです。平安時代の斎串(ゆぐし)が出土しました。他に曲げ物の底板や、木材片も出土しています。

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A区で検出された溝跡です。覆土に十和田aと推測される灰白色火山灰が混入していることや、出土遺物から、10世紀前半頃の溝跡と見られます。

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鋤簾(ジョレン)による面整理。今週から面整理作業に入りました。


上の寺遺跡(7月9日~7月13日)

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先週お伝えした掘立柱建物の柱穴かと思われる遺構の断面の様子です。
中央の石の右側から近世以降の陶磁器が出土しています。

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見つかった遺構を図面に記録します。
デジタルカメラとトータルステーション(角度と距離を測る測量機械)を併用して図面を作成します。

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雨上がりに何度目かの草刈りをしました。
写真奥のこの部分は保存されることになりました。土塁に囲まれた範囲が上の寺遺跡の中心部と考えられています。


上大作裏遺跡第2次(7月9日~7月13日)


調査区を東西に流れる平安時代の溝跡です。ポンプで水を汲み上げながら、掘り下げを行っています。

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溝跡からは、様々な時代の土器や石器のかけらが出土しました。溝内に流れ込んだり、廃棄されたりしたものと考えられます。

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縄文時代前期のフラスコ状土坑です。穴が奥に広がっていて、木の実など食料を貯蔵していました。


天王遺跡第2次(7月9日~7月13日)

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円形の溝の深さは60cmを超えます。今週は溝の下層を掘っていますが、古墳時代のものと思われる土器の破片が出土しています。

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今週は井戸の発掘も進めています。遺物が出土していないので時代は不明ですが、現在も掘り進めていると水が湧いてきます。


堤屋敷遺跡第2次(7月9日~7月13日)

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今週の初めに、改めて2区の完掘状況を撮影しました。写真は撮影のためのやぐらを組んでいる様子です。

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やぐらから見下ろした2区の完掘状況です。手前の壁側には、竪穴住居跡(ST39)が見えます。

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3区北側では、掘立柱建物跡1棟が確認されました。東西軸に伸びる2×3間、東側に1面の庇(ひさし)がつくようです。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research