上の寺遺跡(6月25日~6月29日)

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センター産業医の横川先生による調査現場の巡視があり、現場の安全管理や作業員の健康管理について指導を受けました。
これからますます暑くなります。適度な休憩や水分補給など、健康管理に気をつけて作業を行ないます。

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F区の遺構検出作業が終わりました。
左下の黒い土の部分は谷が埋まった所で、縄文時代や平安時代の土器が出土しています。

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明日は大雨の予報です。写真撮影後に全面をシートで覆いました。
水の流れる方向に気をつけながらシートを敷いていきます。

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予報どおり大雨になりました。
今回の調査区は、慈恩寺がある山の山腹に位置しています。そのため、山に降った雨が調査区にどんどん流れ込んできます。
調査区の周囲に掘った溝を、滝のように水が流れていました…。


天王遺跡第2次(6月25日~6月29日)

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今週も円形の周溝の調査を続行しています。果樹園だった調査区には木の根がたくさん残っていて、遺構を壊さないように丁寧にはさみなどで切りながら掘りさげをしています。

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河川跡上層から出土した凝灰岩製の中世の板碑です。前年度にも出土したものと同じタイプのものと思われます。


天矢場遺跡(6月25日~6月29日)

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柱穴の掘り下げ中に、ところどころでこのような土器の破片が出土しています。

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梅雨時期なので、掘り下げ範囲をあまり広げず、狭い範囲を集中して掘り下げするようにしています。雨が降ったときに、迅速な対応がやり易いからです。

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B区で見たような、陥穴に似た形状の土坑がA区でも見つかっています。遺物等が出土していないため、詳細は不明です。


堤屋敷遺跡第2次(6月25日~6月29日)

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2区の北半部で確認された掘立柱建物です。2間×3間の母屋に、庇(ひさし)が1面つく建物のようです。

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土層を観察するために設定したベルトの掘り下げ作業を行いました。

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前の写真の作業で出土した漆器の皿(RW12)です。底の部分に「米」という文字が刻まれています。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research