令和8年度『遺跡体感ツーリズムin真室川町鮭延城跡』を開催します。

チラシ(PDF)
日時:令和8年10月17日(土)9:30~12:00
定員:約20名 ※先着順
参加費:無料
集合場所:真室川町中央公民館駐車場(最上郡真室川町新町233-1)
申込方法:講座名と参加者の【氏名・年齢・郵便番号・住所・電話番号】をご記入のうえ、電話・FAX・Eメールのいずれかの方法でお申込み下さい。
※電話での申込は平日9:00~17:00の受付です
締め切り:10月9日(金)※定員に達し次第締切ります
問い合わせ・申し込み先
(公財)山形県埋蔵文化財センター
〒999-3246 山形県上山市中山字壁屋敷5608番地
TEL:023‐672‐5301 FAX:023‐672‐5586
mail:yac@yamagatamaibun.or.jp

調査は徐々に南側の遺構の精査に移っています。

北側の廃棄土坑の精査も続いています。その廃棄土坑の底面付近からは、小さな魚形の金属製品が出土しました。

調査区の中央部付近では大きな穴が2つ重なって検出されました。ただし、これらの穴の性格はいまのところ不明です。

調査区中央部の土坑から、3枚の同じ形をした漆器の板が出土しました。漆器は木の部分が腐食していてほとんど失われていますが、漆を塗った部分だけが残っています。出土直後の漆は、色がとても鮮やかに見えますが、時間がたつと徐々に色がくすんていきます。

今回の調査区の中で東端に位置する平場の調査を開始しました。面積も広く、昨年調査し遺構が確認できた調査区に近いため、何らかの生活の痕跡が検出される可能性が高いと思われます。

トレンチでの調査も順調に進んでいます。各トレンチで土層の様相が違い、埋め土による改変などが各トレンチで確認できています。

今週で重機の稼働は終わりました。次は人力で薄く削りながら土色や質感の変化を手がかりに建物等の跡を探して行きます。

調査済みの北側調査区をさらに掘下げたところ、南北に伸びる溝が発見されました。この溝を含む層からは、上の層よりも数百年古い遺物が出土しています。

四角形に見えてくる土色の変化は建物の跡と考えられます。ほかにも数件の建物跡がみつかっています。

調査は終盤を迎え、調査区南側を中心に竪穴建物の土層観察畦などを掘り下げて遺構の完掘作業を進めました。

8月17日~22日調査速報の空撮は調査区中央部を対象としたもので、あらためて調査区南側の空撮を実施しました。写真手前の竪穴建物では、カマドの脇で大量の土器が埋まった土坑を確認しました。

8月いっぱいで発掘作業員の皆さんとの現場作業を終え、調査器材と出土遺物をセンター本部へ搬送しました。昨年から多くの方々にご協力いただき、感謝申し上げます。

調査区から残土置き場へ遺構が続いていたため、調査範囲を拡張しました。こちらは西原遺跡拡張範囲の表土を重機で除去している様子です。

重機と並行して西原遺跡北区北側の調査に入りました。

調査区中央部も、調査区と同様に江戸時代の土坑が数基発見されました。

土坑の底面における、遺物の出土状況です。江戸時代の肥前地方で焼かれた徳利や鉢、甕などの陶磁器が出土しました。また、京焼と考えられる茶碗も出土しました。

先週、釣りをしている太公望の絵が描かれた茶碗が出土した土坑の掘り下げを引き続き行いました。色絵や染付などの磁器や陶器のほか、漆器などが大量に出土しました。

雨天時は、これまで出土した遺物について室内で洗浄作業を行いました。土で汚れた遺物をきれいにしていくと、庄内藩上級家老の屋敷で使われていた道具があらわになっていきます。肥前や京焼などの高級品の陶磁器がとても多いことがわかってきました。

曲輪と考えられる平場の北側を完掘しました。明確な遺構は確認できませんでした。残る南側を今後調査していきます。

調査区北側のトレンチの一角から遺物がまとまって出土しました。いずれも、江戸時代に焼かれた陶磁器になります。

南側調査区の作業を進めました。重機では細かく削れない調査区の壁面などは人力で整える必要があります。

重機で耕作土や盛土を削り、その下を人力で掘り下げていくと、土器片が出土します。出土したところには棒を立てて目印にしています。

北側調査区の深い土坑は、壁面に木枠が巡る井戸であることが判明しました。出土した遺物から、約1200年前のものと考えられます。

調査区の北側では、江戸時代の遺物が出土する土坑が発見されました。

その土坑からは、肥前地方で焼かれた「太公望が釣りをしている様子」が染付で描かれた茶碗が出土しました。釣りといえば、庄内藩ではかつて藩士の足腰の鍛錬とたしなみとして、釣りが奨励されていたことで有名です。まさに、庄内藩ならではの遺物でしょう。

同じ土坑からは、刃物も出土しました。漆器の椀と思われるものやほうろく、こんろなど、調理に関わる遺物が大量に出土しました。

調査区の中央部の遺構精査も始まりました。中央部でも江戸時代の土坑が複数発見されました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research