亀ヶ崎城跡(7月第1週)
 こぶし大の石を集めた土坑が2列に並んでいます。柱を据えた跡と考えられます。
 写真奥の土坑からは、たくさんの木製品が出土しました。

 上の写真奥の土坑から、小形の折敷(食事や儀式の際に用いられるお盆)がまとまって出土しました。

 折敷が出土した層の下の層から、木製のおろし器が出土しました。竹製か木製の釘が剣山のようにびっしり打ち込まれています。

 となりあった柱穴から、同じ瀬戸美濃の皿が半分ずつ出土しました。

 西半部第2面の調査が終了しました。
 第1面(16世紀末〜17世紀初頭)に比べ、
礎石が減り掘立の柱が増えています。
 陶磁器は第1面で多かった唐津がほとんど
出土しなくなり、16世紀後半の瀬戸美濃や中
国陶磁器が主体になります。
 これから第3面に向けて、さらに掘り下げて
いきます。

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