鵜の木館跡(10月第5週)
霧の中の遺跡

朝方、とても冷える日は、置賜盆地一帯が霧に包まれます。遺跡周辺も霧が深くたち込め、お昼近くにならないと晴れないときもあります。

東側堀跡の調査

東側で検出した堀跡の続きを調査しました。後世に用水路として利用されたようで、一部分現在の用水路と重なっていました。

西側溝跡列の調査全景

調査区の西側に古代から近世にかけての溝跡が3本ありました。遺物を多く含んでいる部分もあるため慎重に掘り下げていきました。それぞれの切り合いや堆積状況を観察しながら調査しています。

井戸跡の調査
 
東側の調査区から木組みのある井戸跡が見つかりました。幅1m深さ2mほどで、遺物の出土はなく、構造や木材の分析を通して検討していきます。

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