梓山a遺跡(8月1週)
 今週は梓山a遺跡で、土地に残された生活の痕跡(遺構)の掘り下げを行いました。
 最初の段階では、遺構の半分を残して掘ることが基本です。

 残した半分の土を観察することにより、埋まり方の過程などを調べます。同じような埋まり方であれば、同時期に存在した可能性が考えられます。

 大形の遺構は掘る面積を大きくとれるように、アゼ状に土を残します。これらの土層を調査することで、遺構が掘られた時間的な差を探る手がかりになります。

 土層を写真や図面などの記録に収めた後
完全に掘り上げ、形や深さなどから何のため
の穴なのかを考えていきます。

前の週へ 調査速報トップへ 次の週へ