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2006年10月27日

平成18年度 山形県埋蔵文化財発掘調査報告会


今年度も恒例の発掘調査報告会を行ないます。ご好評にお応えして、今年は
「縄文体験コーナー」と「企画展示・遺物展示」を2日間にわたってやります。
お友達を誘って、ぜひ遊びに来て下さいね!

日時 平成18年12月16・17日
場所 山形国際交流プラザ ビッグウイング
  
16日(土)  13:00~17:00 遺物展示・縄文体験コーナー   
17日(日)  9:30~16:00 報告会・遺物展示・縄文体験コーナー

発掘調査報告 
17日(日) 10:00~16:00
中山城跡   上山市
行司免遺跡  鶴岡市
岩崎遺跡   鶴岡市
高安窯跡   高畠町
矢馳A遺跡  鶴岡市
下叶水遺跡 小国町
石畑遺跡   南陽市
小山崎遺跡  遊佐町

企画展示 
16日(土)13:00~17:00
17日(日) 9:30~15:00
「発掘された被災遺跡」

縄文体験コーナー (無料) 
16日(土) 13:00~16:00受付終了
勾玉をつくろう アンギンを編もう
17日(日) 9:30~14:30受付終了
勾玉をつくろう
どんぐりクッキーを焼こう
弓矢を飛ばそう

ふるってご参加下さい。

「県内4地域の歴史新発見」展

当センターでは、文翔館にて「県内4地域の歴史新発見」展を実施することとなりました。
山形県は4つの地域(庄内・最上・村山・置賜)から構成されており、明治時代に統一山形県が生まれるまでは独立的でありました。今回は4地域の新発見の埋蔵文化財を展示し、本県には豊かな歴史文化があったことを広く県民に周知する企画をいたしました。


1 日時 平成18年11月2日(木)~11月29日(水)

2 場所 山形県郷土館「文翔館」ギャラリー3

3 内容 「鶴ヶ岡城跡」「上野遺跡」「山形城三の丸」「米沢城」発掘資料展示公開
  ※中国陶磁器、茶道具等の実物の展示、発掘調査に関わる写真パネル等展示
  ※米沢城出土「脇差」は刀剣が拵えごと見つかった貴重な事例で初公開となります

4 その他
  ※ギャラリートークを実施(11月3日・19日、10:00~、14:00~の2回)します



   

2006年10月26日

行司免遺跡第3次見学(10月11日)


鶴岡市福栄小学校の子供達が見学に来ました。調査員が行司免遺跡について説明しています。


子供達には実際に発掘を体験してもらいました。作業員に道具の使い方を教えてもらいながら掘っています。初めは慣れない手つきの子供達も、終わるころには上手に地面を削っていました。


発掘の後は出土遺物の見学です。遺物を囲んで子供達が調査員の話を聞いています。


硯に転用された土器なので炭を磨った箇所はすべすべしています。実際に資料に触れてもらい、その感触を感じ取ってもらえたと思います。

2006年10月25日

天王遺跡(10月16日~10月20日)


太陽がだいぶ低くなってきました。遺構の掘り下げはほぼ終了し、来週の空撮と説明会に向けて調査区の清掃をしました。

南田遺跡(10月16日~10月20日)


調査区中央にある河川跡の掘り下げを始めました。奈良時代の物と考えられる遺物が多く出土しています。


河川跡から出土した土器です。この他に台の付いた須恵器の坏も出土しています。

行司免遺跡第3次(10月16日~10月20日)


旧河川に注ぐ溝跡(SD5)を掘っているところです。東西に走っており、調査区外にも続いている模様です。


炭が集中している箇所が検出されましたが、真ん中だけは炭が散らばっておらずドーナツのような形になっています。

下叶水遺跡(10月16日~10月20日)


先週に引き続き、遺構の完掘作業と河跡(SG1)の土層観察に残した土の層の掘り下げをおこないました。


河跡(SG1)の土層を掘り下げたところ、扁平な石に文様が施された岩版(がんばん)が出土しました。土偶などと同じくに信仰的な遺物と考えられます。


底径が90cm程のフラスコ状の土坑です。底は平らで、理科の実験で使うフラスコの様に、入口よりも底の方が広くなっています。このような形の土坑は、木の実などの食物を蓄えるのに使った貯蔵穴と考えられています。 

上大作裏遺跡(10月16日~10月20日)


今週後半には上空からの撮影を行いました。パラグライダーによる空撮でしたが、この日は風が穏やかで、飛んでいて気持ちよさそうでした。


調査区上空ほぼ真上からの画像です。写真の上が北方向になります。


南側落ち込みの最下層から、鍬と思われる木製品が出土しました。これまで縄文・弥生・平安時代の土器や石器が見つかっていますが、木製品は初めての出土です。

中山城跡第2次(10月16日~10月20日)


先週お伝えした草刈家の木枠の水路跡から、漆塗りのお椀が出土しました。もろくて取り上げるのが大変です。


その水路跡を掘り終わって草刈家を完掘しました。


大きな石が埋まっていたので、3人がかりで持ち上げました。足元にはまだ何個も残っていて、作業員さんの腰が心配です。

檜原遺跡第2次(10月16日~10月20日)


先週に引き続き河川跡の掘り下げを行いました。断面観察を終え、完掘に向けて掘り進めています。

加藤屋敷遺跡(10月16日~10月20日)


B区の溝跡(SD4)を精査したところ、方形周溝状の遺構であることがわかりました。何のためにつくられたものか、さらに調査を進めていきます。


E区の河川跡にトレンチを設定し、掘り下げ始めました。平安時代のものと思われる須恵器片など、遺物が多く出土しています。


今週は秋晴れに恵まれた日が多かったのですが、朝晩、大分寒くなってきました。周囲の山々も徐々に色づき始めています。

興屋川原遺跡第3次(10月16日~10月20日)


刈り取りの終わった遺跡周辺の水田に、今年も『冬の使者』白鳥がやってきました。
終日、落ち穂を啄んでいました。


F区の遺構検出が終わり、水路を挟んだ西側、E区の遺構検出作業に入りました。平安時代の柱穴と古墳時代の土器を含む
落ち込みが検出されています。

矢馳A遺跡第3次(10月16日~10月20日)


B区ST1171検出状況 B区東端で住居跡を確認できました。石で囲まれたカマドが出土しています。


C区西側の遺構検出状況です。(北西から)

山形市立第八小学校(10月21日)


今日は山形市立第八小学校に行ってきました。
第5学年学年PTA行事で、まが玉作りをしました。。


お父さんお母さんたちと協力してすばらしい作品ができあがりました。
お互いに見せ合い、満足そうです。

2006年10月24日

実りの秋 その1


実りの秋を紹介します。「あけび」です。
山深い木にからみついていました。きっと、縄文時代の人も食べたと思います。

2006年10月18日

山形市立第八中学校(10月15日)


山形市立第八中学校第2学年の学年行事に出前をしました。


12班で原始の火起こし体験をしました。


苦戦、10分経過し一つの班のみ成功しました。火をつけるにも昔の人は苦労したことがわかりました。

2006年10月17日

上山市立中川地区公民館(10月15日)


火起こしと勾玉の説明を聞きました。


当日は100名ほどの参加があり、みんな喜んで参加していました。


勾玉石に鉛筆で下書きをしてヤスリで削っていきます。


最後はもみがらに火をつけたところに芋を入れて全員で焼き芋をしました。

檜原遺跡第2次(10月10日~10月13日)


調査も終盤を迎えました。来週25日(水)には調査説明会を行います。現在は、河川跡の掘り下げ作業などを行っています。箸のたっているところから土師器や須恵器が出土しています。


赤く焼けた遺構の断ち割り作業の様子です。焼けたところがどこまで広がっているかを調べています。

天王遺跡(10月10日~10月13日)


この季節、置賜地方は霧に包まれる朝が増えてきます。10時過ぎまで霧が晴れないこともあります。


以前見つかっていた溝の続きが拡張部分でも見つかりました。中世前期の遺物が出土します。


溝が掘りあがりました。何度も流れを変えていたようです。

中山城跡第2次(10月10日~10月13日)


斎藤家調査の様子です。柱の跡などを掘っています。


斎藤家調査区内の柱の跡です。底に石が残っていました。この上に柱を建てたと考えられます。


前々回掲載された草刈家調査区内での木枠の進行状況です。周りを掘り進めると、水路のようになっています。来週は、どのように広がるかを調査していきます。

南田遺跡(10月10日~10月13日)


先週お伝えした河川跡の全景です。断面を見るためのベルトを残し、完掘しました。


分層作業をしているところです。土の堆積状況を見ながら層を分けていきます。

行司免遺跡第3次(10月10日~10月13日)


福栄小学校の子ども達が見学に来ました。現場で発掘を体験してもらいました。


地面の一部分が焼けて真っ赤になっていますが炉やカマドの痕跡はみつかりませんでした。

下叶水遺跡(10月10日~10月13日)


今週から遺構の完掘作業に入りました。遺構断面の記録作業が終わり、半分にした遺構内の埋め土をすべて掘り下げていきます。


完掘した柱穴の状況です。くぼんだ範囲に柱がすえられ、周りを河原石で敷き詰めて、しっかりと固定した様子がわかります。


河跡(SG1)西側の完掘した柱穴群です。前の写真であったように、他にも石組みの柱穴が確認されました。

加藤屋敷遺跡(10月10日~10月13日)


D区の竪穴住居跡(ST20)の検出状況です。南西側(写真右下)で大きな須恵器片が密集して出土しています。隣接して、北東側(写真左上)には土坑と思われる遺構(SK19)もあります。


C区の竪穴住居跡(ST13)カマド付近の写真です。これまで検出した加藤屋敷の住居跡は、土師器片や須恵器片などの出土遺物から、すべて奈良・平安時代のものと考えられます。


katouyasiki_1010_3.jpg.jpg
B区の溝跡(SD2)です。図面や写真等の記録作業が終わったため、残しておいた土(ベルト)を掘り下げていきます。

興屋川原遺跡第3次(10月10日~10月13日)


建物の規模が不明だったSB1001は桁行6間、梁行2間の大きな建物であることが分かりました。


F区の表土除去が終わり遺構検出のための面整理作業を行っています。地山との境界付近で平安時代の土器片が多く出土しました。

上大作裏遺跡(10月10日~10月13日)


拡張した縁辺部の調査と並行して、土層観察のため、これまで半掘りしていた遺構の完掘作業を開始しました。


調査区西側の遺跡範囲では、県教育委員会による試掘調査が行われました。その結果、遺構や遺物の存在が確認された場合は、来年度に発掘調査を実施します。


夕方5時前の西の空です。日没がすっかり早くなり、家路に着くころには日暮れで暗くなり始めます。

矢馳A遺跡第3次(10月10日~10月13日)


A区遺構検出状況 調査区を北側に拡張しました。溝跡や土壙を確認できました。


C区の井戸跡から曲物・土玉・斎串(7点)が出土しました。何らかのまじないや儀式が行われていた可能性があります。

2006年10月16日

調査説明会のシーズンです

今年度の発掘調査も終盤にさしかかり、10月下旬には調査説明会が目白押しです。
遺跡の生の姿を見ることのできる貴重な機会です。ぜひご参加ください。

10月25日(水) 午後2時~ 檜原遺跡第2次(南陽市)
10月27日(金) 午前11時~ 加藤屋敷遺跡(南陽市)
10月27日(金) 午後2時~ 中山城跡第2次(上山市)
10月28日(土) 午後1時~ 上大作裏遺跡・天王遺跡(南陽市)
10月28日(土) 午後1時~ 行司免遺跡第3次(鶴岡市)
10月29日(日) 午後2時~ 下叶水遺跡(小国町)

下叶水遺跡のリンク、行司免遺跡を追加しました。(10/16)

下叶水遺跡発掘調査説明会

下叶水遺跡の説明会を開催します。
ぜひご参加ください。


日時 平成18年10月29日(日) 午後2時~3時

場所 小国町字下叶水 下叶水遺跡発掘調査地内 地図

成果
 下叶水遺跡は、縄文時代終末(約3,000年前)の遺跡です。今調査では、遺跡の中央を流れる河川跡や、その両岸に広がる集落跡や墓域が発見されました。集落跡からは、竪穴住居跡や建物の柱跡、貯蔵穴などが検出されました。また、集落の一部では、埋甕(うめがめ)が10基ほど集中して確認され、当時の墓域と考えられます。河川跡からは、多量の縄文土器や石器、土偶、石棒、装飾品が出土しました。今調査は、県内では少ない当期の集落構成が全体に分かり、多数の出土品からその組成や地域性を考える上で、貴重な資料を得ることができました。

問い合わせ
現場事務所 0238-65-2080
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301

行司免遺跡発掘調査説明会

行司免遺跡第3次調査の説明会を開催します。
ぜひご参加ください。


日時 平成18年10月28日(土) 午後1時~3時

場所 鶴岡市大字水沢字行司免 行司免遺跡地内 地図

成果
 行司免遺跡は、奈良時代終わり(8世紀末)から平安時代前半(10世紀)にかけての遺跡で、4月から調査を開始し11月末までの予定で行っています。
 調査成果としては下記のことがあげられます。

1 奈良時代から平安時代にかけての文化層が3面確認され、奈良時代から平安時代にかけての土器変遷の資料を得ることが出来た。
2 昨年度と同様に平安時代の木棺墓と、火葬に関わる施設が見つかった。特に火葬に関わる施設は当センターで室内調査を行っており、平安時代の火葬の一端を知る手がかりになると期待される。
3 鉸具(かこ)とよばれる帯金具の一部が見つかり、木棺墓や火葬に関わる施設との関わりが考えられる。
4 「穴太(あのう)」と墨書された土器が出土した。滋賀県に同様の地名がありその関連を追及することが今後の研究課題である。
       
備考   駐車場は調査区南側に準備してありますので、現地の誘導員の指示に従ってください。


問い合わせ
現場携帯 090-5354-8336
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301

2006年10月11日

矢馳A遺跡第3次(10月2日~10月6日)


C区西端の遺構検出を行っています。


RP62出土状況 C区SG160から高坏の脚部が出土しました。

行司免遺跡第3次(10月2日~10月6日)


調査区の南半分は少し掘り下げただけでも、たくさんの遺物が出土し、炭がまとまった状態で検出されます。箸の立っているところは遺物の出ているところを示しています。黒いまとまりが炭の集中している箇所です。


須恵器の底に墨書がありました。片方は「天」と読むことができそうです。

檜原遺跡第2次(10月2日~10月6日)


柱穴が4本ある竪穴住居跡の完掘状況です。カマドは検出されませんでした。


B区の拡張した部分の遺構検出状況です。床面が赤く焼けた遺構が、写真の左の調査区の続きとしてでてきました。来週から調査を始めていきます。

天王遺跡(10月2日~10月6日)


堀の壁に沿って、円形の痕跡が密集して見つかりました。土留めのための杭の跡でしょうか。


堀と考えられる遺構が掘りあがりました。幅は約8mあります。2列目の人が並んでいる部分は幅が半分ほどに狭まっており、出入り口に当たると考えられます。


写真奥の田んぼが狭くなっている部分が、堀の延長のように見えます。

上大作裏遺跡(10月2日~10月6日)


拡張した範囲を徐々に掘り下げていきました。遺物が多く出土するのは下層部なので、1回に3cmほどの掘り下げを繰り返し行います。


「ホレ、まだ出やたよ。」土器や石器の小さな破片が主ですが、場所によってはカゴがいっぱいになるくらい出土します。


弥生土器(上)や須恵器(右)に混じって、ヤジリや石箆など石器の完形品も見つかりました。

中山城跡第2次(10月2日~10月6日)


今週も雨に苦労させられました。雨が入らないようにテントを張っての作業になりました。


新しい調査区の「斉藤家」で遺構を検出しました。どんなものが出るのか楽しみです。


今週はラジコンヘリで空撮を行いました。これから出動するところです。

加藤屋敷遺跡(10月2日~10月6日)


D区で新たに検出された住居跡です。D区内では3つの住居跡が見つかっています。南側(写真右)と西側(写真下)の方に、柱跡が並んでいます。


C区で検出された住居跡の一部と思われる遺構です。ここでは、須恵器片がまとまって出土しました。遺構の残り部分は、隣にある用水路の下に続いているようです。


現在D区では主に、遺物が含まれている層をどんどん掘り下げています。砂層で水分が多く、作業員さんも大変です。

興屋川原遺跡第3次(10月2日~10月6日)


2期工事区内を対象として調査が再開されました。工事用道路となっていたため、重機を使い、路盤の撤去と表土除去を行っています。秋晴れのもと出羽富士と呼ばれる鳥海山もくっきりと望むことができました。


表土除去の終わったところから、遺構を検出するための面削り作業に入りました。今までのところ、柱穴が数基確認されています。

下叶水遺跡(10月2日~10月6日)


今週から調査区南側の遺構精査に入りました。南側は固い礫の地盤が広がっており、掘り下げ作業も大変です。


南側の精査状況です。礫の地盤に黒い土が帯状に広がっています。ここには最近まで集落があり、住宅の基礎であるコンクリートや近代の陶器などが多く出土します。

南田遺跡(10月2日~10月6日)


川跡と思われる遺構を掘り始めました。土留めと考えられる板塀が検出されています。遺物の年代から近代頃まで機能していたようです。


遺跡全体を走る暗渠を掘り下げています。土管を埋めたものや籾殻を詰めたもの等があります。

2006年10月10日

上大作裏遺跡・天王遺跡発掘調査説明会

上大作裏遺跡・天王遺跡合同の発掘調査説明会を開催します。
ぜひご参加ください。


日時 平成18年10月28日(土) 午後1時~

場所 南陽市大字砂塚字大作前 上大作裏遺跡発掘調査地内(集合場所・駐車場) 地図
    南陽市大字漆山字天王字塚原二 天王遺跡発掘調査地内

成果
<上大作裏遺跡>
 上大作裏遺跡は、遺跡範囲が東西約320m・南北約80mと推定される集落跡で、旧吉野川の河岸段丘上に立地しています。見つかった遺構は、狩猟のための落とし穴や廃棄穴(土坑)が主で、集落の外縁部にあたると思われます。遺物はその大半が縁辺部の落ち込み内から出土しており、弥生時代中期の土器・石器と、平安時代の土器片が混在した状況で出土しています。
<天王遺跡>
 天王遺跡は、奈良平安時代・中世前期を中心とした集落跡です。
 調査の結果、溝跡、河川跡、井戸跡、柱穴などが見つかっています。また、地面を方形に掘り込んだ溜め池状の遺構も見つかりました。遺物は奈良平安時代の土師器・須恵器、中世陶磁器、茶臼などが出土しています。今回の調査では、溜め池、溝といった灌漑施設、周辺に所在するものも含めた板碑などの宗教施設など、様々な側面から中世集落の構造を解明する手がかりを得ることができました。

※集合場所・駐車場は上大作裏遺跡です。上大作裏遺跡から天王遺跡まで徒歩(約10分)で移動していただきます。

問い合わせ
現場携帯 090-4631-4332
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301

中山城跡第2次発掘調査説明会

中山城跡第2次調査の説明会を開催します。
ぜひご参加ください。


日時 平成18年10月27日(金) 午後2時~3時

場所 上山市中山 中山城跡遺跡発掘事務所 地図

成果
 戦国時代に築城されたとされる中山城は、村山地方と置賜地方の境界にあり、江戸時代には上杉氏の北の防衛拠点であった山城です。
 天守山と前森山の間の急傾斜な狭い場所に上杉家家臣の武家屋敷跡(家中屋敷)と段差のある曲輪跡があります。ここからは、昔の道路、井戸、建物の柱穴や、墓などか見つかり、擂鉢、碗、鉢、皿、徳利などの近世陶磁器、古銭、石臼、砥石などが出土しています。また、漆をこすために用いられた布が出土し、家中屋敷で行なわれていた漆塗りを裏付けます。
 また、伊達氏と深い関わりのある内耳鍋も出土しました。
 遺跡の南側の一部が今年度から調査範囲に追加され、炉、柱穴、縄文土器、石器、古代の土師器、須恵器等が出土しました。

問い合わせ
現場携帯 080-1680-4066
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301

加藤屋敷遺跡発掘調査説明会

加藤屋敷遺跡の説明会を開催します。
ぜひご参加ください。


日時 平成18年10月27日(金) 午前11時~

場所 南陽市川樋字加藤屋敷 加藤屋敷遺跡発掘事務所 地図

成果
 加藤屋敷遺跡は、奈良・平安時代を中心とする集落跡です。現在まで竪穴住居跡4棟、井戸跡、溝跡、河川跡などが見つかっています。
 溝跡や河川跡からは、須恵器(すえき)の坏の完形品や小形の勾玉(まがたま)などが出土しています。また、深さ20~40cmの遺物包含層が広範囲にわたって堆積しており、多くの土師器(はじき)片や須恵器片が出土しています。その他にも、砥石や木簡と思われる木製品、さらには縄文時代後期から晩期の土器や石器、弥生土器の小壺など多様な遺物が出土しています。
 こうした遺構や遺物は、この地域に暮らした人々の居住地域の変遷や生活を考えるうえで貴重な資料となります。

問い合わせ
現場携帯 080-1687-3379
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301

檜原遺跡第2次発掘調査説明会

檜原遺跡第2次調査の説明会を開催します。
ぜひご参加ください。


日時 平成18年10月25日(水) 午後2時~

場所 南陽市大字中落合字檜原 檜原遺跡第2次発掘調査地内 地図

成果
 当遺跡は、奈良・平安時代、中世前期を中心とした集落跡です。
 調査の結果、板べいをめぐらした鎌倉時代の建物跡(2面にひさしを持つ2間×3間の掘立柱建物跡など)、木組みの井戸跡が見つかっています。
 別の場所では、平安時代の土器と、鉄の生産に関連する作業場とも考えられる、2m×4mほどの真っ赤に焼けたくぼみが見つかりました。

問い合わせ
現場携帯 090-4634-1101
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301

2006年10月04日

東根第一中学校職場体験(8月4日・1年生1名)


叶水遺跡遺物洗浄体験をしました。


中川原C遺跡遺物のネーミング体験をしました。


細かな字で土器に書いていくのは本当に大変です。

2006年10月03日

上大作裏遺跡(9月25日~9月29日)


今週は調査区東側と南側の壁を取り除いて、一部拡張することにしました。


表土はスコップで粗掘りしましたが、これから先は遺物が多く含まれる層なので、移植ベラで少しずつ掘り下げます。


こちらは東壁側の拡張区です。周辺の田んぼはすっかり黄金色になり、今週から一部で稲刈りが始まりました。

天王遺跡(9月25日~9月29日)


川跡を掘り下げたところ、直線的な壁が現れました。自然の川ではないようです。


反対側から見た様子です。溜め池のような施設か、屋敷を区画する堀の可能性があります。

下叶水遺跡(9月25日~9月29日)


北西端の礫の地盤になります。右側に見える黄色のシルト地盤と同じように、柱穴や土坑など遺構の広がりが見えます。


礫の地盤で確認された柱穴群です。遺構の半分だけ掘り下げると、掘り込みの深い柱穴が弧状にまわっており、竪穴住居跡の可能性もあります。


調査区東側では河跡(SG2)の下層から埋設土器が出土しました。河跡下の柱穴や土坑などの遺構を掘り込んでおり、それより新しい時期に埋設土器があったことがわかります。

行司免遺跡第3次(9月25日~9月29日)


炭のまとまりが見つかりました。小さな土器片も数点発見されました。


炭のかたまりをアップで撮りました。白い粉が散らばっています。

南田遺跡(9月25日~9月29日)


排水溝を掘っている時に検出された土器です。どうやら古墳時代の土器の様です。


南田遺跡から見た夕暮れの景色です。日暮れも早くなり一日一日秋が深まって行くのを感じます。

檜原遺跡第2次(9月25日~9月29日)


B区拡張部分の遺構です。床面が真っ赤に焼けています。いまのところ遺物は出土していません。このような遺構がほかにいくつもあります。


河川跡のトレンチ掘りの状況です。トレンチ内からは須恵器や土師器などの遺物が出土しています。

加藤屋敷遺跡(9月25日~9月29日)


D区の住居跡(ST5)のカマドと思われます。土が焼け、赤茶色になっている部分を丁寧に掘っていきます。


調査も後半に入り、遺構精査と図面記録の作業が忙しくなってきました。これは、C区の住居跡(ST13)を掘り下げているところです。


遺構を図面に記録し、特徴を細かく書いていきます。

上野遺跡第2次(9月25日~9月29日)


9月半ばの雨の影響を受けて、予定より3日程遅くなりましたが、上野遺跡第2次調査が終了しました。昨年に引き続いての調査でしたが、遺跡の広がりが確認できたことは、大きな成果でした。


調査区の引渡しに備えて、最後の見回りをしていたところ、風倒木痕と考えられる遺構から、縄文土器片を発見しました。掘り下げてみると、縄文土器の口縁部や底部が、ある程度固まって検出されました。


縄文土器片のアップです。出土遺物が少なかっただけに、上野遺跡(第2次)の性格を探る際に、大きな手がかりとなりそうです。

矢馳A遺跡第3次(9月25日~9月29日)


A区SK1046遺物出土状況 土壙から土師器の甕や坏の破片が多数出土しています。


A区 包含層から須恵器の坏が二点並んで出土しました。手前の土器には、焼成する際に土器同士の溶接を防ぐために藁を敷いたことによってできる火襷痕が残っています。

中山城跡第2次(9月25日~9月29日)


草刈家調査区です。円状の白線の内側を半分づつ掘り、断面に柱の跡が残っているかなど調べます。


草刈家の調査区から、木枠のようなものが出土しました。来週は周りを広げて、詳しく調査していきます。


いつから使用されていたのかは不明ですが、昭和32年頃まで使用されていた階段が検出されました。

山形市立第七小学校(9月27日)


今日は山形市立第七小学校への出前授業です。現在新校舎の建設工事が行なわれています。


2年生の学年行事で「勾玉つくり」を実施しました。


親子合わせて、約120名です。一生懸命作りました。お母さん方の方が一生懸命?

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